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2015.07.13 Monday

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    前倒し

    2012.09.30 Sunday

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      来年の手帳が店先に並びだすのが、年々早くなってきました。
      今年なんか、残暑厳しい9月半ばなのに、もう大手メーカーの手帳がずらりと勢ぞろい。
      気の早い人はすでに手に入れて、使い始めているかもしれません。

      かくいう私も買ってしまいました。 (^^;)
      でも、困るんですよね。私はきっちり1月1日に、真新しい手帳を広げて使いはじめるのが好きなんです。
      なのになんで、最近の手帳って、どれもこれも10月から使えるようになってるんでしょう?

      なんて言うのかな、今日のごはんを食べているのに、もう明日のごはんが来た、みたいな感じです。
      「ちょっと待って、いまこれ食べてるから。残すともったいないし。ああでもどうしよう」
      ……たとえが変ですか。(笑)


      それにしても早くなりました。
      昔は、「1月はじまり、12月まで」という、ごくオーソドックスなのがメインだったと思います。
      たまに「1月はじまり、翌年3月まで」という親切なのがあり(能率手帳がそうでした)、翌年のスケジュールが書きこめて便利でした。

      発売日が早まるにつれて、手帳の中身も「前年12月はじまり、本年12月まで」→「11月はじまり」→「10月はじまり」と、どんどん開始日が早まってきて。
      もう主流なのは「10月はじまり」で、「1月はじまり」などは数えるほどしかありません。

      今年はついに、「9月はじまり」にお目にかかりました。アメリカの2期制に合わせているそうですが、それって本当にニーズがあるの?
      なんかもう、手帳メーカー達も、意地になっているような気がするんですが…… (^^;)

      いっそのこと、もっとずーっと前倒しして、「前年4月はじまり、本年12月まで」てのを出せば、なんとなく切りもいいし、1年半も使えるし、みんな喜んで買うんじゃない?


      一体、この「前倒し」の風潮って、なんなんでしょう。(カレンダーはそんなことないのに)
      今年はミスドの福袋が、前年12月下旬から発売になっていましたし。
      洋服のサマーセールも、夏が来る前から始まっていたような……。
      うーん。

      わたしは、12月31日に除夜の鐘がゴーンと鳴った時点で、カレンダーの表紙を破り、手帳を新年のものに変えたい。だから、まだ来年の手帳は使わないでおきます。

      おせちも、お正月になってから食べますよ!(まだ先の話ですけが。栗栖さんの故郷では暮れからつまんでいたそうですが、却下です)

       

      商売下手

      2012.03.23 Friday

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        カールちゃんとお茶をしたとき、話題になったのがアフィリエイトでした。

        「アフィリエイトは、1つしか登録していませんけど」
        と、これまた私のよりおいしかったケーキをつつきながら(ひと口味見させてもらいました)、
        「先日、ATMで記帳したら、数千円になってました」
        「本当? それはすごいわ」
        買い物上手な彼女は、お小遣いを作るのも上手でした。


        たずねてみました。
        「アフィリエイトって、最近よく聞くけど、どういう仕組みなの?」
        「広告を、自分のブログやHPに貼るんです。紹介の記事を書いたり。で、誰かがそれを経由して商品を買うと、何%かが自分のところに来るんですよ」
        「へえー」
        広告代理店を個人でやるようなものかな?
        「そんな感じですね」
        「たとえば、自分でリンクを貼って、自分で買ったら、その何%かが付く?」
        「セルフバックはダメです」
        あらら。
        「できる物もあるみたいですけれど。できないところのほうが多いですね」
        「そうなんだ……」

        「あと、新曲の感想をブログで書くと数百円、というのもありますよ」
        「そんなのもあるの?」
        「面白いですよ」
        音楽好きなカールちゃんにとって、それは趣味と実益がマッチしていました。


        アフィリエイトの基本について、いろいろ教えてもらいました。
        ネットでは最近流行っていたけれど、よく分からなくて遠巻きにしていましたけれど。
        ふうむ。そういう仕組みなのか。
        知っている人がやっていると、敷居が下がった気がします。
        ちょっとひとつ……どうかな?
        欲が出てきました。


        皆もすなる、アフィリといふものを、我もしてみむとて、するなり。


        ――しかし。
        自分のブログ。
        いろいろ商品を貼ってみようとはするのですが、どうもできません。
        そもそも日常の天気だの、家族の会話だのしか書いてないので、関係する物が思いつかない。
        たまに本やCDの話があるので、ぽつりぽつりと貼れますが、1年分の記事の中で、片手分くらいしかありませんでした。それも、流行からはほど遠いものばかり。

        どうも商売っ気がないなあ……。

        売ろうとすると、文章が濁るし。
        「このネタは売れるか? 売れないか?」で世の中を見始めてきた自分がいて。
        うーん……@@@

        まあいいか、と思いました。自分は商売下手なようだから、無理はしないことにする。
        今までどおりで行こう。

        そう考えたら、すっきりしました。
        いつものように、家族のことや、季節の風のことを書いていこう。おいしかったお菓子のことも。
        詩をつづっていこう。
        それが一番いい。

        しばらく書いていなかった音楽のことを、書いてみよう。

        もしかしたら、ちょっぴりだけ、モノの話題も増えるかもしれませんけど……。

         
        JUGEMテーマ:アフィリエイト

        パソコンが壊れちゃった(2)

        2012.03.06 Tuesday

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          持ち直していたパソコン。

          夕飯を作っていたら、たまたま早く帰宅してパソコンをいじっていた栗栖さんが、台所に入ってきました。
          「ダメだ、またパソコンが壊れた」
          「ええ? また?」
          私は包丁の手をとめました。

          「電源を入れても反応しない。10回くらい入れなおして、やっと画面が出た。そしたら、こんどはキーボードが認識されない。やっとキーボードでパスワードを入力して、入ったら、また動かない」
          「あらら」
          栗栖さんはイスに座って、うーんとうなりました。
          「しばらく快調に動いていたのになあ。ここのところ寒くて、帰ってきてもパソコンもしないで、すぐ寝てしまったからな。3日ほど立ち上げていなかったら、とたんに具合が悪くなった」
          「あなたにかまってもらえなかったから、ヘソをまげたのかしら」
          なんとなくおかしくなりました。

          ところが栗栖さんは大真面目に、
          「そうなんだよ。使っていないと、機械が冷え切ってしまって、温まりが悪いんだ」
          「車みたいね」
          私も合わせてうなづいてみせました。あれはバッテリーだったかな。
          「北の、あの寒い部屋で組み立てたんだから、寒冷地仕様だったはずなのに」
          「ねえ。パソコンも冷え性になったもんだわ」

          まったくだ、と栗栖さんは、なべをかけているガス台に手をかざしながら、
          「俺も寒さに弱くなって、すっかり“関東人”になってしまったけど……」
          しみじみと、

          「パソコンも“関東人”になってしまったとはなあ」

           
          JUGEMテーマ:パソコン

          パソコンが壊れちゃった(1)

          2012.03.05 Monday

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            PCが瀕死です。

            といっても、私が使っているThinkPadは健在なんですが。
            栗栖さんのデスクトップPCが、瀕死の状態です。

            以前はそれほどでもありませんでした。
            中でディスクがぶれながら回転しているような、ワンワンうなっている音はしょっちゅう聞こえていましたけれど。
            でも、それも栗栖さんが本体をゴンとなぐったり (^^;)、私がちょっと押してゆらすと、静かになったものです。

            それが数ヶ月ほど前から、カーと、ディスクがどこかにこすれるような音がし始めました。
            私が押しても、主がげんこで黙らせようとしても、言うことをききません。
            カー……。その音から無数の傷がディスクに生まれていそうな、嫌なかんじでした。

            「そろそろ寿命かな?」
            「かもしれないね」
            二人で顔を見合わせました。

            そのパソコンは、栗栖さんがまだ北に住んでいて、私とは遠距離だった頃、パーツを組んで自作したものでした。
            10年前のことです。
            こちらに引っ越してきたときも、それは栗栖さんといっしょに、車に乗ってやって来ました。
            思い入れはひとしおです。

            苦楽を共にした相棒の不調に、栗栖さんは悲しそうです。
            「今年の夏は越せないかもなあ」
            「今年は新しいパソコンを買わなきゃならないわね」
            私は家計簿を広げ、積立金をどうやって捻出するか考えはじめました。
            予算はいくらくらいかな。メーカーは? NECにしようか、Toshibaにしようか。大きさは? 今までと同じデスクトップにするか、持ち運びしやすいノートにするか……。

            「メーカー製は買わないよ」
            栗栖さんは、私の案を一蹴しました。
            「どうして? 新しいのを買うんでしょう?」
            現役の小さなノートブックPCだけ置いて、デスクトップは処分したら、もう買い換えないつもりかしらん。

            「違うよ。作るんだ」と楽しげに、「今のパソコンで、大丈夫な部分は取っておいて、次ので使うんだよ」
            「使えるの?」
            「グラフィック部分は生きてるし、ほかにも色々と」
            調べればわかる、と栗栖さんは、工作好きの血が騒ぎ始めたようすでした。


            それから週末は、電気屋をいくつかハシゴして、パーツを売っているかどうか、値段がいくらくらいか、を見て回りました。
            「だいたい10万くらいかなあ」
            「そのくらいでいいの?」
            「たぶん。自作すれば」
            了解。ではその金額を目標に、これから積み立てを始めるとしましょう。

            なんだかワクワクしてきました。パーツを組み立ててどうやってPCが作られるのか、見学できるのが楽しみです。


            ……と思っていたら。

            あれほどうるさかったPCから、異音が消えました。
            「持ち直した……かな?」

            見学は先送りとなりました。なんとなく残念です。
            でも、またいつ調子が悪くなるか分からないので、とりあえず予算の積み立ては、始めておこうと思っています。

             
            JUGEMテーマ:パソコン

            見ぃつけた

            2011.05.11 Wednesday

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              「あった!」
              突然、ふすまの中を整理していた栗栖さんが、声をあげました。

              「え?」
              探していた本でも見つかったのかと思って、わたしは背中ごしに、
              「何が?」
              「ほら、これ」
              差し出した栗栖さんの手には、なくしたわたしの腕時計がありました。
              あっとわたしは向きなおりました。
              「時計!」
              「そうだよ」

              「わあ……」
              受け取りました。たしかに長年使っていたトランス・コンチネンツです。発見者は得意満面な表情です。わたしも再会の喜びで自然と笑顔になりました。
              「うれしい。どこにあったの?」
              「ここ」

              指されたのは、ふすまの裏の桟でした。
              「ここ?」
              「そう」
              2人でのぞきこみました。
              「……」
              あれだけ家の中を探して。実家まで探しに行って。ふたを開けてみれば、腕時計は、ふだん置いていた定位置(押入れの枕棚、缶の上)から目と鼻の先の場所にありました。

              おそらくなにかのひょうしに落ちて、ふすまの桟にひっかかったのでしょう。逆に下まで落ち切っていたら、すぐ気付いたのでしょうけれども。

              「でも良かった、無事で」
              時計は、何ヶ月も知らずにふすまを開け閉めしていたわりには、傷もなくきれいでした。秒針の赤い飛行機もちゃんと回っています。
              「ありがとう」
              お礼を言うと、栗栖さんは得意げに胸をはりました。
              「良かったな」
              「うん」
              「もうなくすなよ」
              「うん」

              そうして見つかった腕時計は、またふすまの枕棚へ戻されました。

              いえ、ほんの少しだけ、移動しました。
              缶の“上”から、缶の“奥”に。
              缶がガードしているので、これでもう大丈夫。落ちる心配はありません。

              たぶん。