スポンサーサイト

2015.07.13 Monday

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    新説・鳥類図鑑 (2)

    2000.09.29 Friday

    0
      ゴキゲン鳥:政治家の周辺に多く生息している。金持ちや地位の高い者のまわりも好んで飛ぶ。

      サ鳥:足を結跏趺坐にする珍しい種。ふだんの鳴き声は「クウ」だが、鋭く「カツ!」と一声鳴くばあいも。

      シッ鳥:湿り気のある所ならどこにでも生息する。仲のよい男女の間でもよく見かける。

      シリ鳥:まわりの生物の鳴き声のしまいの語を、自分の鳴き声の頭につけて鳴く鳥。さいごに「ン」がつくと黙る。

      セキ鳥:鳥類の中ではもっとも大きい。体重が100キロを超えるものも。戦闘を好み、さまざまな技をつかって相手をテリトリーから追い落とそうとする。

      タツ鳥:あとを濁さない、身ぎれいな鳥。

      チリ鳥:ゴミを食す。ハタ木、ホウ木のあたりを探すと、姿が確認できる。

      デモ鳥:雄とわかれたり、死別したりして帰巣した雌の総称。

      テン鳥:IQが高い。虫がつく体質である。高所にとまっていることが多い。

      新説・鳥類図鑑 (1)

      2000.09.28 Thursday

      0
        アゲアシ鳥:言葉尻をとらえる習性がある。若鳥のほうが、この特徴が顕著にあらわれる。非常に嫌われている鳥。

        アヤ鳥:糸を芸術的に織る。高度になると、新体操のリボンを指導することがある。

        イイトコ鳥:ちゃっかりしていて、つまみ食いばかりする鳥。

        ウッ鳥:鏡の中に住む。とくに若い女性に好まれる。まれに男性にも好まれることもあり、ギリシア神話のナルキッソス氏は有名。

        オッ鳥:のんびりした性格。箱に入れて育てるとこの鳥になりやすい。

        オミズ鳥:毎年3月13日にしか観察できない、貴重な種。奈良の東大寺二月堂に、深夜現れる。

        カジ鳥:船や人生の中に生息する。この鳥がいなくなると、いっしょにいた人間は針路を誤り、死に至ることもある。

        コ鳥:物がぶつかったとき、瞬間的に生まれる鳥。
         

        駄菓子屋

        2000.09.27 Wednesday

        0
          我が家の近くに親戚の家がある。私は幼いころ、週末や夏休みになるとそこへ通い、いとこや近所の子たちと遊んだ。歩いて10分のところに小学校があり、その裏に、駄菓子屋が2軒並んでいた。左のほうがお菓子が豊富で、右のほうにはパチンコに似たゲーム機があった。よくみんなでその店まで自転車を走らせ、お菓子を買ったりゲームをしたものだ。

          ちょっと愛想がないおばあちゃんが、お店番をしていた。私たちは硬貨をにぎりしめ、めいめい好きなものを買った。ガムの箱(いちご味とみかん味)、きなこ飴、ベビースターラーメン、ヨーグルト(ちいさな容器にヨーグルト風のものが入っている)。紐をひっぱって何味かを選ぶ飴もあった。狙っている味でないとがっかりした。くじがあったのを覚えている。いつもハズレで、カレー味のスナックばかりもらっていた。当たると何をもらえたんだろう……

          今はもう普通の家々だが、その前を通るたび、私はあの店を思い出す。

          時にはふつうの言葉が

          2000.09.26 Tuesday

          0
            時にはふつうの言葉が心に沁みることがある。悲しいことがあったとき。自分の非力さにうちのめされているとき。今日の日が現実ではないような気がするとき。ただのありふれた、ただのひとこと。だけど、それがとても。

            いつもの言葉。「おはようございます」
            いつもの笑顔。「元気?」
            たとえ誰に対するものであっても。「ありがとうございました。またお越しくださいませ」

            「あ、おはようございます」。返すその言葉で、昨日と同じ自分があらわれる。日常が、目の前に戻ってくる。
            そうやってふだんの言葉でやりとりしている間に、心のほころびをつくろったりしている。

            「どうぞ」「この書類、頼む」「また明日ね」……

            みんなオリンピック

            2000.09.25 Monday

            0
              オリンピックのサッカーは残念でしたね〜。土曜日は、我が家もテレビの前で「それっ、そこだっ」と体を乗り出し、こぶしを振り回しておりました(笑)。
              試合は夕方だったので、私と母は途中で重い腰をあげて、台所に行って夕飯のしたくを始めたんですが(私が台所に立ったのは1年ぶりか?)、廊下のむこうから父の応援する声がずっと聞こえていました(^^;)

              ひときわ父の「あーっ、おしい!」と大きな、残念そうな声あがったとき。台所の窓から、向かいの家の男たちの「うぉ〜〜〜っ!(その後の言葉は、複数で叫んでいたため、解析不能)」という叫び声がとびこんできました。同時にうらの家からも「残念―っ」というおばあちゃん、子供たちの声が。おうおう、みんなサッカー見てたのね!

              みんなが同じものを見ている。それがなんだか久しぶりな感じがして。みんなの大騒ぎがおかしくて。私、思わず笑ってしまいました。なんかいいね、こういうの。