朝のあいさつ
2005.05.27 Friday
道をはさんで向かい合っているアパート群。いつも花がいっぱいで、夕方はおばさん達が立ち話をしている姿が見られます。
今朝、そこを自転車で走りぬけていたら、ゴミ出しをしていた60位のおじさんが、
「気をつけて行ってらっしゃい」
と声をかけてきました。
あれ、知っている人だったっけ、ととまどっていると、おじさんの視線の先、私を通りこした向こうのほうから、
「はーい」
という女の子の声がかえってきました。アパートの一軒、エンジンをあたためている車の運転席からでした。これから通勤なのでしょう。
気をつけて。はーい。まるで家族のような、朝のあいさつ。このアパートに住む人々のぬくもりが伝わってきました。
最近は物騒な事件も多いですし、私も近所の人に会っても頭を下げるくらいしかしていませんでしたが、これから一言添えてみようかな、と思いました。
行ってきます。
今朝、そこを自転車で走りぬけていたら、ゴミ出しをしていた60位のおじさんが、
「気をつけて行ってらっしゃい」
と声をかけてきました。
あれ、知っている人だったっけ、ととまどっていると、おじさんの視線の先、私を通りこした向こうのほうから、
「はーい」
という女の子の声がかえってきました。アパートの一軒、エンジンをあたためている車の運転席からでした。これから通勤なのでしょう。
気をつけて。はーい。まるで家族のような、朝のあいさつ。このアパートに住む人々のぬくもりが伝わってきました。
最近は物騒な事件も多いですし、私も近所の人に会っても頭を下げるくらいしかしていませんでしたが、これから一言添えてみようかな、と思いました。
行ってきます。
仕事のお供
2005.05.25 Wednesday
最近体調が悪いのか、好きだったコーヒーが飲めなくなりました。毎日職場で水代わりに飲んでいたのがいけなかったのでしょうか(^^;)
しかたがないので、お茶を飲み始めました。
が、もともとお茶は好きではないほうです。飽きないようにと、いろんな種類を買ってみました。
飲んでみると、その味の幅広さが面白い。緑茶、紅茶、中国茶……。茶葉で買えば安いし、すっかり気に入ってしまいました。
緑茶の草原のような香り、ウーロン茶の黄色い、やわらかな花の香り、豆茶に混ぜられたきな粉のなつかしい香り……いろいろあるんですね。日替わりで楽しんでいます。
今日はコルドン・ブルーのアップルティーを入れました。自然なリンゴの香りが鼻にぬけ、仕事をする手も快調です。
しかたがないので、お茶を飲み始めました。
が、もともとお茶は好きではないほうです。飽きないようにと、いろんな種類を買ってみました。
飲んでみると、その味の幅広さが面白い。緑茶、紅茶、中国茶……。茶葉で買えば安いし、すっかり気に入ってしまいました。
緑茶の草原のような香り、ウーロン茶の黄色い、やわらかな花の香り、豆茶に混ぜられたきな粉のなつかしい香り……いろいろあるんですね。日替わりで楽しんでいます。
今日はコルドン・ブルーのアップルティーを入れました。自然なリンゴの香りが鼻にぬけ、仕事をする手も快調です。
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一瞬の黒髪
2005.05.22 Sunday
駅のホーム。電車待ちの人たち。
その中に、おばあさんがいました。
70歳くらいでしょうか。髪はほとんど白髪、それをひっつめ、髪留めで無造作にとめています。服は草木染のような色合い。足元にはリュック。ちょっと失礼ですが、全体的にくすんだ印象でした。
髪が重さでたわんできたらしく、そのおばあさんは両手を後ろに回し、髪留めをはずしました。白髪が肩甲骨の下まで落ちました。
波打つ豊かな髪。たばねようとかき合わせる指。うつむいた首筋。
たとえそれが年老いたものであっても。
女性らしいしぐさに、私はハッとしました。
もしあの髪が黒かったら。そう、たった20年前くらいでも、彼女はきれいな女性だったのではないか。長い黒髪が顔をふちどり、スカートにパンプス姿ですっきりと立つ中年の女性が、目に浮かびました。
おばあさんは私の視線など気づかずに、髪をくるくるまとめていきました。
そうして髪どめでパチリと留めると、リュックを肩にかけ、ゆっくりした足取りで、入ってきた電車に乗っていきました。
その中に、おばあさんがいました。
70歳くらいでしょうか。髪はほとんど白髪、それをひっつめ、髪留めで無造作にとめています。服は草木染のような色合い。足元にはリュック。ちょっと失礼ですが、全体的にくすんだ印象でした。
髪が重さでたわんできたらしく、そのおばあさんは両手を後ろに回し、髪留めをはずしました。白髪が肩甲骨の下まで落ちました。
波打つ豊かな髪。たばねようとかき合わせる指。うつむいた首筋。
たとえそれが年老いたものであっても。
女性らしいしぐさに、私はハッとしました。
もしあの髪が黒かったら。そう、たった20年前くらいでも、彼女はきれいな女性だったのではないか。長い黒髪が顔をふちどり、スカートにパンプス姿ですっきりと立つ中年の女性が、目に浮かびました。
おばあさんは私の視線など気づかずに、髪をくるくるまとめていきました。
そうして髪どめでパチリと留めると、リュックを肩にかけ、ゆっくりした足取りで、入ってきた電車に乗っていきました。
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