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2015.07.13 Monday

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    草むしり

    2005.09.28 Wednesday

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      心がどうしようもないものではびこってしまったとき、私は草むしりをします。

      ほおっていたために、庭は雑草だらけ。本来の姿がわからなくなるほど庭を圧倒していて。

      深く根をおろし、ぬいても根の先が残ってしまう雑草。

      根をたどり、土をほぐし、ぬいていきます。
      ひとつ、ひとつ。

      他の草花とそっくりで、手にするのをためらわせる雑草。

      隠れていた花が、姿をあらわします。
      ひとつ、ひとつ。

      のびた茎からまた根をはり、足がかりにして増えている雑草。

      ひとつ、ひとつ。

      チョウが飛んできました。
      ミミズがあわててもぐっていきます。
      ここに種をまきましょうか。

      シャベルが土をうがつ音が、ひびきます。
      庭に。私の心に。

      ムラサキシキブ(紫式部)

      2005.09.26 Monday

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        中身は、ハッカの粒です。

        ガーリック・チャイブ・2

        2005.09.24 Saturday

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          ポン と鳴った
          花火が きれいだな

          ガーリック・チャイブ・1

          2005.09.22 Thursday

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            シャボンの あわ
            ふわ ふわり

            池澤夏樹『南の島のティオ』

            2005.09.16 Friday

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              南のある小さな島に、ティオという男の子がいました。お父さんはホテルを経営していて、ティオはお父さんの手伝いをしたり、友達と遊んだりしていました。
              これは、ティオが出会った色々な人たちのお話……

              ファンタジーではありますが、いわゆる魔法や妖怪が出るファンタジーではなく、まるですぐそこにある島の、ちょっと不思議で、ちょっとおかしみのある話を聞かされている、というかんじでした。
              絵ハガキを売る男がくれたハガキ。いじわるをする島の神様。イタコのようなおばあとの会話。道路にあるいいつたえ。葉っぱをふいて屋根をつくり、木を彫ってカヌーをつくる生活。

              目に浮かぶような、子供たちの海での遊び。大地に根ざした想像力。
              それは、著者がハワイや沖縄に住んでいたことと、無関係ではないでしょう。

              私にも、島への招待のハガキがティオから届かないかな。
              青い空を見上げながら、本をとじました。

              第41回小学館文学賞受賞。
              文春文庫(470円)

              南の島のティオ (文春文庫)

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