葛湯
2009.02.27 Friday
今日の雨はみぞれ混じりでした。今年一番の寒さだそうですね。先日は春一番も吹いたというのに、一気に真冬になってしまいました。
こごえながら帰宅しました。
こんな日は、暖かい飲み物です。
実家の母からもらった葛湯がありました。味はしょうが、ゆず、緑茶の3種類です。
ゆずを飲むことにしました。
こよりを解いて、紙の袋を開けます。量がたっぷりあるので、湯のみ茶碗を2つ出します。葛粉をサラサラと入れ、わかしたてのお湯を注ぎます。
スプーンでかきまぜていると、すぐにとろみが出てきました。表面の照りが、いかにもおいしそうです。
あつあつを、栗栖氏といっしょにいただきました。
葛湯はもったりとしていて、飲むというよりも、「食べる」という感じのものです。スプーンですくいながら食べました。ゆずの香りがふんわりとします。
「おいしいね」
「温まるね」
夕飯前だったのですが、小さな湯のみ茶碗1杯で、すっかり小腹がおちつきました。
葛湯は、紅茶やコーヒーのような香り高い嗜好品ではないですが、腹持ちが良く、実用的(?)な飲み物です。でも実用一本やりというわけでもなく、砂糖の強い甘みこそないものの、控えめな甘さと香りがありました。
「デパートの催事場で、行列があったから」
と買ってきてくれた母。
質素な両親はエアコンを持たず、冬でも年代物のこたつと小さな電気ストーブで過ごしています。
きっと今頃、二人で「今夜は冷えるねえ」などと言いながら、葛湯を飲んでいるにちがいありません。
また一口。熱がのどを伝い、胃に下りていきました。お腹に温かみが広がっていきました。
手の中の湯飲みには、まだ半分ほどの葛湯があり、ゆずの皮が点々としていました。
それは金箔のようにも、星くずのようにも見えました。
うにゅー
2009.02.25 Wednesday
「白くてー、黒くてー、赤くてー、うにゅー!」
『ローゼンメイデン』で、登場人物(登場人形?)の雛苺が、食べたいと叫ぶもの。
それって一体……? なにが欲しいのか分からず、主人公の男の子や周りの人は悩みます――
アニメ『ローゼンメイデン』は、かわいい絵と、ファンタジックな世界が魅力な作品です。
麻生総理大臣がコミックを読んでいた(?)ので有名なこの話ですが、アニメを見てみると、かわいらしいだけではなく、奥深い言葉とストーリー展開が秀逸な佳作でもありました。
人形たちの戦いと平行して描かれる、主人公の男の子の成長。挫折から引きこもりになっていた彼は、人形たちと生活することによって、しだいに他者とかかわることを覚え、変わっていきます。希望の感じられるラストが良かったです。
雛苺が食べたがっていたもの。答えは、いちご大福。
見ているほうも食べたくなり、話が終わるやいなや和菓子屋に走ってしまいました(笑)。
こちらは「白くて、“白”くて、赤くて、うにゅー!」です。
白あんを使用しているため、中のいちごがほんのり赤く透けています。まわりもキラキラしたものが付いていて(乾燥した米粉だそう)、宝石のようないちご大福です。
食べるのがもったいないくらいでしたが、緑茶といっしょに、いただきました。
『ローゼンメイデン』、アニメは続編も出ているようですね。原作は今も連載中とか。
そちらも見てみたくなりました。
『ローゼンメイデン』で、登場人物(登場人形?)の雛苺が、食べたいと叫ぶもの。
それって一体……? なにが欲しいのか分からず、主人公の男の子や周りの人は悩みます――
アニメ『ローゼンメイデン』は、かわいい絵と、ファンタジックな世界が魅力な作品です。
麻生総理大臣がコミックを読んでいた(?)ので有名なこの話ですが、アニメを見てみると、かわいらしいだけではなく、奥深い言葉とストーリー展開が秀逸な佳作でもありました。
人形たちの戦いと平行して描かれる、主人公の男の子の成長。挫折から引きこもりになっていた彼は、人形たちと生活することによって、しだいに他者とかかわることを覚え、変わっていきます。希望の感じられるラストが良かったです。
雛苺が食べたがっていたもの。答えは、いちご大福。
見ているほうも食べたくなり、話が終わるやいなや和菓子屋に走ってしまいました(笑)。
こちらは「白くて、“白”くて、赤くて、うにゅー!」です。
白あんを使用しているため、中のいちごがほんのり赤く透けています。まわりもキラキラしたものが付いていて(乾燥した米粉だそう)、宝石のようないちご大福です。
食べるのがもったいないくらいでしたが、緑茶といっしょに、いただきました。
『ローゼンメイデン』、アニメは続編も出ているようですね。原作は今も連載中とか。
そちらも見てみたくなりました。