スポンサーサイト

2015.07.13 Monday

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    魚は川を流されない

    2009.08.30 Sunday

    0
      今回、生まれて初めて選挙に興味をもちました。

      テレビや新聞によると、自民党はボロボロで、民主党が圧倒的な優勢だそうです。

      まあ、本当にそうかもしれない。
      ただ、それを連日のように流すということが、なんだかなあと思うのです。いいかげん同じ論調ばかりでうんざりしてきました。まんべんなく公正なニュースを見たかった。

      一般人が特定の候補者や政党を(ネットなどでも)応援するのはいけないそうですね。自民党がんばれとか、共産党の意見とか。
      公職選挙法に違反するおそれがあるらしい。

      しかし、同じことをマスコミもしていますよね。
      公共の電波で、新聞で。
      民党はもうお終い。民主党が政権交代だ。麻生は失言した。
      毎日毎日。

      マスコミこそが、公職選挙法違反に問われるべきではないかと思うのです。
      それとも個人はダメだけれど、大組織なら許されるのでしょうか? ああ、たぶんそうなのでしょう。そういう世の中に、私たちは住んでいるのだと、悲しみと静かな恐怖を覚えました。

      自由に生きてきたつもりだった。だけど、与えられた情報だけ食べて飼育された家畜だったのかもしれない。


      「男には、戦わなければならない時がある。たとえそれが負けると分かっていても」

      昨日、なぜかふいに思い出した言葉です。
      たしか、子供の頃見ていたアニメの中のセリフでした。キャプテン・ハーロックだったか、『ドカベン』の里中クンだったか……(^^;)。

      「男」の部分を、別の言葉に置き換えてみたらどうだろう、と考えました。
      人には、戦わなければならない時がある。たとえそれが負けると分かっていても――。
      その時は、きっと今。


      小さな1票。入れても入れなくても大局は変わらないでしょう。
      でも、もし入れなかったら、今の社会の流れを容認することになるから。
      だから私は、私の信じるところに、入れます。

      今日、選挙に行ってきます。
      JUGEMテーマ:選挙

      過去文への移動(『7月、早朝』('09/7/15→'08/7/19)

      2009.08.23 Sunday

      0
        『7月、早朝(仮題)』('09/7/15)を、去年の日付('08/7/19)に変更しました。
        もともと去年に書いていたのを、最近手直ししてUPしたものでした。

         読み返してみると、今の自分はここまで思えない…… (^^;;;
        やっぱりこれは結婚前の心境ですよね!
         (ダーリン、ごめん。愛が冷めたわけじゃないのよ〜☆)

        というわけで、去年書き始めた日付にしました。
        よろしくどうぞ。(ビジネス調)
         
        JUGEMテーマ:お知らせ

        過去文UP('08/8/10『3分間体操』)

        2009.08.22 Saturday

        0
          '08/8/10『3分間体操』をUPしました。
          リンクからどうそ。

           去年の今頃書いたものです。
          どうも最後の文があざとくて、気に入らなかったんですよねー。1年間寝かしてました。たまにのぞいてみたりして。漬物みたい(笑)

          で、結局そのままです (^^;

          まあ、文章的にはちょっと力みがあるかもですが、本当に実際にこんな感じでやってますし、もういいやと。(頭の中できっちりカウントしてます!)


          ちなみに、肩はまた鳴り始めました。冷房のせいかな〜?

           
          JUGEMテーマ:お知らせ

          ハーゲンダッツ “ソルベ フランボワーズ”

          2009.08.19 Wednesday

          0

            真夜中まで鳴いていたセミも、ここ数日は、草むらの虫に舞台をゆずっています。
            窓から入ってくる風が、ひんやり肌寒く感じられるようになってきました。

            日中はまだ夏ががんばっていますが、夕方をすぎると、晩夏が色濃く現れます。

            すだれ、うちわ、木綿のワンピース、アイスピッチャー、氷まくら……
            涼をとるのに必要な、夏の必須アイテムも、そろそろ必須の字が取れてきました。
            秋物を用意しておこうかな……そんなことを考えたりもし始めています。夏ももう折り返し地点です。
            ホッとしたような、寂しいような。


            残暑の残る夕方に。
            冷凍庫から、シャーベットを取り出しました。

            普段はアイス党の私ですが、夏はシャーベット一辺倒になります。アイスほど舌に甘ったるさが残らず、カキ氷ほど頭がキンとする冷たさがない。さっぱりと甘いシャーベットは、今年もおいしい幸せを運んでくれました。

            ハーゲンダッツ、“ソルベ フランボワーズ”。
            カシスのような色と、甘ずっぱさ。シャーベットに感じている上品なイメージもあり、どこかのレストランで、デザートにいただいている気分になりました。

            シャーベットを食べるのも、今年あと何回あるだろう……
            スプーンで1さじ。夕焼けが、舌の上で涼しく溶けていきました。

            口の中が冷えてきました。
            遠くからつくつくほうしが聞こえてきます。

             

            2009.08.16 Sunday

            0
              栗栖氏の会社のご友人、ヒゲさん。趣味は釣り。
              毎週のように釣りに行き、この連休ももちろん釣り三昧。
              奥さんは「もう食べ飽きた」そうで、受け皿が我が家に回ってきました。

              「もらってきた」
              と栗栖氏。家をちょっと出たと思ったら、ビニール袋を下げて戻ってきました。釣り帰りのヒゲさんが、車で届けてくれたのだそう。
              「何の魚だったの?」
              「鮎」
              「ああ、鮎」
              うなずいたものの、鮎なんて求肥の入った和菓子の鮎くらいしか知りません。
              どうしよう。塩焼きにすればいいのかな。
              などと考えていたら。

              「これさ」
              ビニール袋をかかげて、栗栖氏がいたずらっぽく笑いました。
              「生きてる」
              「えっ!!」
              袋から、ピシャッと水がはねる音がしました。

              もらった鮎は10匹ほど。小ぶりで20センチくらい。横腹が黄色いのは、天然ものの証だそうです。
              半分くらいは死んでいましたが、残りの半分は生きていました。
              スーパーのパックになっている魚ならしょっちゅう見ているけど……。
              とりあえず、流しの洗い桶に袋をあけました。

              死んだものは底に沈んでいき、生きているものは広くなった水の中を上に下にと泳ぎ始めました。
              大きな1匹だけは具合が悪そうで横になり、たまに腹を上に向けては我に返って起きるといった動作をくり返していました。
               

              鮎が泳ぐところは、デパートなどでよく目にするような、水槽を青や黄色の熱帯魚たちがハタハタと舞いひらめく優雅な姿とはほど遠いのものでした。

              いかに速く泳ぐかが魚なのである、と主張しているかのような弾丸のごとき動き。流線型というのは、なるほど水の抵抗を最小限にしてあるのだなと感心しました。
              かと思うとこちらの様子をうかがうみたいにじっとして、時おりひらりひらりとする。また早回しのようになって、そこらじゅうに水をはね散らかす。

              なんともエネルギッシュで、見ていてほれぼれしました。

              たまに勢いのあるのが外に飛び出て、私をあわてさせました。
              バシャッと水が言ったかと思うと、流しでバタバタバタッとたたきつける音。
              走っていくと流しの中を身をよじらせてはね回っています。つかまえようとしても、小さな体のどこにこんな力があるのかというような暴れようで、手がつけられません。やっとの思いで両手でつかんでも、ぬめりがあるため、すぐにつるりと抜けてしまいます。
              眠っていた狩猟本能がかきたてられました。

              脱走者を戻したあとは、常に床のぞうきんがけでした。


              ――その晩さばかれた鮎は、刺身になりました。
              「川魚なのに生臭くない」
              「コリコリしている」
              魚好きの男たちは、箸でつまみながら舌鼓をうっていました。

              私は、ついさっきまで泳いでいた鮎たちの変わり果てた姿に動揺しつつ、ちびちびと味わいました。
              食べること、生きること、命などについて、ちょっぴり考えたりもしました。
              刺身は新鮮で、薬味のしょうがとしょうゆがよく合い、おいしかったです……。


              翌日、鮎のいくらかは実家に持っていかれ、両親に喜ばれました。
              夕飯ではこんどは塩焼きにされ、我が家の食卓を再びにぎわしました。
              栗栖氏は料理をデジカメで撮り、ヒゲさんにお礼のメールをしました。

              鮎はこうして皆のお腹におさまり、無事(?)いなくなりました。
               
              JUGEMテーマ:釣り全般
              JUGEMテーマ: