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2015.07.13 Monday

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    ゲーム・1

    2010.02.03 Wednesday

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      この世は 人生ゲーム
      約80年 ノンストップ
      だけど みんな
      これがゲームだということを忘れてる

      剣も 魔法もない
      この世界で わたしたちは
      だれかが奇跡を起こすのを
      待っている

      伝説の英雄は いない
      星の運命を変えるアイテムは ない

      ただ一人一人の
      ほほえみが
      誰かの希望
      さしのべる手が
      誰かの救世主

      復活の呪文は 知らないけれど
      光の言葉を 紡(つむ)ぐことはできるから

      この世界に散らばり
      粉々に 砕けている宝物の
      かけらを 集めていこう

      いつか心の 勇者となる

       
      JUGEMテーマ:

      日記帳

      2010.02.02 Tuesday

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        この世でただひとつ
        心の日記帳を持ち帰れるとして

        私は何を書くだろう

        喜びか 悲しみか
        愛か 憎しみか

        信じたことか 裏切られたことか
        与えたことか 奪ったことか

        何を見つけ 何を失ったのか
        何を生み 何を殺したのか
        ……


        あと何ページあるのか
        私は知らず
        今日も書く
        思いの色を ペンにひたして

         
        JUGEMテーマ:

        ツバメの子

        2010.02.01 Monday

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          ツバメ
          ツバメの子よ

          巣はもう小さくはないか
          産毛はぬけ
          親の似姿になって

          力があふれているのではないか
          羽根ものび
          準備はすでにできている

          何かがおまえに
          ささやいていないか
          方角はこちらだと


          ぬくもりと安心の
          巣は
          昨日に押し去り

          恐れてもいい
          飛んでみるがいい

          風が おまえを支えるだろう

          JUGEMテーマ:

          ノアの子孫

          2009.09.15 Tuesday

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            太陽は 翳り
            足元は 揺らぐ

            嵐の 幕開け

            パンドラの箱を 開けたのは
            誰だ
            旗をもって 讃えられた者は
            踏みにじられ 死んでしまった
            異形のものたちが
            闇の 布陣をはる

            深海魚は 海の底を ただ漂い
            毒の潮は 石くずのみを運ぶ
            鋼のきしむ音は ここまでは届かない

            長いロープの上で 跳ね遊ぶ子らよ
            下の泥の海が見えないか?
            固い地面を 流し去ったのは
            おまえたち自身だというのに

            裂け目から リヴァイアサンも 笑っている


            出でよ
             ノアの
            手を上げろ
             子孫たちよ

            奪われた道具を かかげ
            失われた言葉を 唇にのせ

            行く先は 彼方ではない
            北の星をめざし

            箱舟を 燃やせ

            炎は
            大地を 乾かし
            波を 照らし
            明日を 曲げるだろう


            そして灰は 葦舟となり
            いくつもの玉を 運ぶ

            ノアの 子孫たちよ

             
            JUGEMテーマ:

            一番蝉 〜夏の呼び声〜

            2009.07.11 Saturday

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              梅雨明けなどまだ遠い先の、この町に。
              一瞬の青空をぬって、その蝉は来た。

              夏を、呼ぶために。
              期限は、7日。


              蝉は鳴く。夏よ来い、夏よ来い、と。長い直線をひくように。
              疲れて羽が止まっても、すぐまた震わせ、鳴き始める。
              その、ひたむきさ。

              私は彼に問いかける。
              なぜそんなに早く生まれて来る?
              明日にはまた冷たい雨の日々に戻ってしまうというのに。
              なぜそんなに心がきしるような音をたてて鳴く?
              ひとりだけでは、誰の耳にも届かないだろうに。
              せっかくの短い命。もっと生きやすい時期を選んでもよかったのに。
              なのになぜ。

              答えず、蝉はただ、鳴きつづける。
              夏よ、来い。
              夏よ、来い。
              夏よ、来い。

              下界の騒音にかき消されそうになりながら、細々と夏を歌う、その声に――
              私は、夢想する。

              7日間夏を呼び、ついにその蝉が死んだら。
              きっと次の蝉が出て来、また7日間夏を呼ぶ。
              その蝉が死んだら、別の蝉たちが現れ、また夏を呼ぶ。
              命の、声のリレー。

              共に歌い続ける彼らの声は、やがて雨雲を裂くだろう。いつか真夏の太陽の下で、それは幸せな合唱となることだろう。
              人々は、青い空を見上げ、夏が来たと言うが、それが蝉たちの仕業だとは誰も知らない……


              私は、姿の見えない蝉をふりあおいだ。
              ――木々の枝が、強い風にあおられている。
              声はしかし、止む気配はなかった。

               
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